ソウルの鍾路(チョンノ)にある世界遺産、종묘(チョンミョ)に行って来た。朝鮮半島の最後の王朝の歴代王たちと皇后たちの神主を仕えて祭禮(さいれい)を行う場所である神堂で1995年にユネスコ世界遺産に登録。
行ったことのない世界遺産を見に行きたい!という私のお願いで、お母さんに連れて行ってもらった韓国・ソウルの世界遺産、종묘(チョンミョ)は日本語では宗廟(そうびょう)と出ていた。
韓国にだけ住んでいたら、間違いなく漢字嫌いであっただろう私。
日本に移り住んでからはこういう風に漢字ではどう書くのか興味を持つようになった。
チョンミョの入り口の正面は何かの工事中らしく、工事用壁にこういった昔の写真が飾られていたの。
この日は平日だったから、一般観覧でしか入場できない。
一般観覧とは、こうやって決められた時間にしか入れなくて、入ってからもガイドさんと一緒にまわる観覧の仕方を言うらしい。
もちろん自由観覧の日も「毎週土曜日」と設けられているみたいなので、解説無しでただゆっくり見たい人にはオススメだね。
日本語か韓国語の中、どちらかはやい方でいいので、14:20スタートの韓国語で入場することに♪
チケットを買ってしばし入り口で待機。チケットは大人1,000ウォン。
入り口の屋根?。
この宗廟の面白いところとして、おじいさんが多い!
至るところにおじいさんの集団。
お酒を飲んでる方も、タバコを吸ってる方も、討論してる声が聞こえるときもあるし、激しいと喧嘩?って思えるような声をあげる方もいた。
不思議だからお母さんに聞いたら、
昔から暇な(?)おじいさんたちが集まる場所だったらしい。
まるで、明洞に外国人がいっぱいいて、ホンデに若者がいっぱいいて、カンナムにセレブがいっぱいいるのなら、チョンミョにはおじいさんが!って感じがするほど。
近くにあるチョンミョ公園をメインにおじいさん達がいっぱい集まるみたい。
喧嘩してるのかと思いきや、仲直りしてる様子もなかったのにまた普通に仲良く話してたり~面白いですね。
入場時間になったら、入り口で入場する人へ入るようにと呼びかけてる。
大きい荷物は持って入れないのか、それとも重いからと預かってくれるのか、どちらかわからないけど、荷物置き場がある。
バックパッカーには良いかもしれない。
ガイド(解説者)さんは制服なんだろうね、キレイな한복(ハンボク・韓服)を着ている。
そして、注意事項として何度も強調されたのは「私の写真を撮らないでください」。
そうだよね、その気持ちわかります。
勝手に撮られて、勝手に載せられることほど、嫌なことはない。
私も同じ考え方の人だから、共感。ガイドさんのことは写真に写らないように注意した。
参加してる韓国語組の多くはおばさん、おじさん。
このガイドさんは、お調子者なおじさんに勝手に写真を撮られて嫌な思いをいっぱいしてるのかもしれない。
↑ 上は 재궁(ジェグン・齋宮) で、国王が祭事を準備していた場所。
齋宮の北には王が留まる어재실(オジェシル・御齋室)、東側には王子が留まっていた세자재실(セジャジェシル・世子齋室)があり、西側には王専用の風呂場である어목욕청(オモギョッチョン)がある。
소여(ソヨ)とは、宗廟大祭の時に王様が宮殿から宗廟の前まで移動するための輿(こし)。
輿とは 人を乗せる、屋形の下に2本の轅(ながえ)をつけた乗り物。参照元
↓これは드므(ドゥム)と言って、中の水を防火用水として使ってたという。
また「火事を起こしに来た火魔がこの中の水に映った自分の顔に驚いて逃げるように」という呪術的意味もあったみたい。
↑ は、용교의(龍交椅)と言って「竜の形を刻ざんだ王の椅子」だそうです。
畳んで運搬できるように作ってあるんだって。
↓ 下のは、십이장복(十二章服)。
皇帝が着用する冕服(べんぷく)に日、月、聖霊、山などの12個の模様を入れたもの。
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