ヴェネツィアのパリア橋(Ponte Paglia)から見えた「溜息の橋」は、地下牢獄に続くとは思えないデザインの(?)橋だった。
久しぶりのイタリア旅行のブログ~
サン・マルコ広場から河岸に出るとあるパリア橋には人がたくさん。
何があるのか気になるので、さっそく橋の上に行ってみる。
普通のゴンドラだらけではないか~
と思ってたら、有名な「溜息の橋」を発見。
「ドゥカーレ宮殿の地下牢獄に続くこの橋は一度渡ると2度とこの世に戻って来られないといわれ、橋の小窓からこの世に別れを惜しみ溜息をついたという逸話が残っている」と地球の歩き方で紹介されている。
満水時には水牢になるらしく、一体水牢とはなんだ?とWikipediaで調べてみた。
日本では「水責め(みずぜめ)」と呼ばれる水を使った拷問らしい。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%B4%E8%B2%AC%E3%82%81
歴史をわかっていないと、普通のイタリアの美しい橋としか思えないのが、ストーリーを知ることで見方が変わってくるし、感じ方も変わる。なんと不思議。
ツアーの自由時間には限りがあって、ドゥカーレ宮殿に入れなかったけど、次回は是非入ってみたいと思った。
入館料は安いものでは無いみたいだけど、中を見てまわるのに1時間ほど見といたほうがいいということで、観るもの多そう!
↓は島側からみた「溜息の橋」。
↓この後、リアルト橋へ行ってから再度ここ、溜息の橋へ戻ってきて撮った写真。
逆光で白く光っていた溜息の橋をくっきり見ることができた
さりげなく建物を飾っているこういう彫刻がイタリアには多い気がする。こういうさりげなさがいっぱいになってこそカッコいい町の出来上がりのように思える。さりげないと言ったって、これ一つ彫るのに大変な努力と時間がかかっていそうだけどね。